











成長を活かした
矯正治療
for beautiful lips
子供の矯正は、発育のステージに合わせて歯や顎の成長をコントロールする治療法です。早い段階で取り組むことで、将来的な抜歯のリスクを軽減しながら、きれいな歯並びへと導くことが可能です。治療は、日本矯正歯科学会の「認定医」が担当し、歯列を整えるだけでなく、顔全体の骨格バランスにも配慮したアプローチを行っています。
矯正治療は親が子供に
してあげられる最高のプレゼント

アメリカでは、幼少期のうちに子供の歯並びを矯正治療してあげるのは親の責任だと考えられています。それだけ、その後の人生におけるメリット・デメリットが十分に理解されているのです。社会に対して、女性の立場から情報発信をしているスージー・ウェルチ氏は次のような言葉を残しています。「あなた自身の決定が、10分後、10か月後、10年後にどうなっているか想像してみなさい。(By Suzy Welch)」
歯並びの悪いお子さんを連れて来院されるお母さんを見ていると、矯正治療は親が子供にしてあげられる最高のギフトだと感じることがあります。子供の将来を見据え、10年後に「ありがとう」といってもらえる選択をしてあげることが、子供の人生を豊かにすることにつながります。「矯正治療というと、相談するだけで敷居が高そう」と感じる方も多いようですが、まずはお気軽にご相談ください。
signs of misaligned teeth こんな癖があったら
歯並びが悪くなるサインです
- 気づいたらお口が
ポカンと開いている - 舌や顎を前に押し出す癖がある
- 舌や唇を噛む癖がある
- 歯並びが受け口になっている
- 周囲の子より滑舌や発音が悪い

benefits of orthodontics 子供のうちに
矯正を行うメリット

子供のうちに矯正を行う最大のメリットは、骨格の改善です。大人になってから矯正をすると、歯並びは治りますが骨格が大きく変わることはありません。子供のうちに矯正をして骨格を改善すると、美しい顔立ち、横顔、Eラインが得られます。
見た目の問題だけでなく、顎関節の負担が軽減されるなどのメリットもあります。また、子供の歯から大人の歯に生え替わるとき、ささいなボタンのかけ違いで歯並びが悪くなってしまうことがあります。
その徴候を早めに見つけることで、簡単・短期間・少額で歯並びを整えることができます。このことを咬合誘導と言います。咬合誘導は大人の歯がすべて生えてからの矯正とは違い、抜歯したり、無理矢理歯を動かしたりといったものではありません。早い時期に適切な咬合誘導を行うことで、歯並びが安定して後戻りしにくくなり、場合によっては大人の歯の矯正治療が必要なくなることもあります。
症例写真
矯正治療が必要な歯並び
出っ歯
上顎の前歯が通常よりも大きく前方に突出している状態を指します。口が閉じにくく、見た目や発音に影響します。
口ゴボ
口を閉じた状態で顔を横から見たときに、口元が前に出ている、または口元が盛り上がっている状態です。
受け口・反対咬合
下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせです。発音や咀嚼に支障をきたすことがあります。
開咬
奥歯が噛んでも上下の前歯が噛み合わない状態を指し、オープンバイトとも呼ばれます。歯並びの乱れや、舌癖などが原因となることがあります。
八重歯
犬歯が歯列からずれて飛び出して生えている状態を指します。見た目の印象だけでなく、噛み合わせが悪く、歯磨きがしにくいといった問題があります。
叢生
歯が重なり合ったりねじれて生えたりして、歯並びがでこぼこになっている状態を指します。お手入れが行き届かず、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
子供さんの矯正治療流れ①
矯正治療の期間と
それによる効果について

子供さんの矯正治療はタイミングと長い期間を要します。人によって個人差はありますが1~5年以上期間を要します。その理由は、矯正治療が隆鼻術や眼瞼手術のように、外観を整える事だけを目的としてないからです。
つまり、不正な関係にある上下の顎の成長発育の経路を正常な軌道に乗せたり、歯の抜け変わる時期に起こってくる噛み合わせの不正を正常な方向に誘導したりする事が、矯正治療の真の目的だからです。
歯やその周りに障害を与えないよう顎骨の中に植わっている歯を徐々に移動させるので時間が掛かります。この矯正によって美しい歯並びばかりか、コンプレックスの解消、歯磨きがしやすくなる、歯科疾患の予防、さらに全身の健康面に重要ということが明らかになっています。ドクター指導のもと、保護者の方にも頑張っていただき根気強く治療してまいりましょう。
初診・カウンセリング
気になることは何でもご相談下さい。
- 現在の歯並びや、噛み合わせの状態
- 開始時期など治療回数、スケジュール
- タイミングにあった治療内容や矯正装置
- 治療費用、ローン医療費控除
などについてご説明します。ご相談の上、検査診断をお勧めする場合と経過観察をする場合があります。
検査
現在の状態正確に知り、治療方針を正確に決める為、お口の中・お顔の写真、レントゲン撮影、歯の型取り、顎運動等の検査。
- 不正咬合の診断
- 詳しい治療方法の説明
- 治療スケジュール
治療期間の目安などを患者さんよ保護者の方にご説明し、合意の上、治療を開始します。
顎間関係の不調和
不正咬合には症状を併せ持っている場合が多く、個人差があり、特定の治療法で改善するとは限りません。そのため、症状と歯の生え変わり時期や動き、成長を見定め矯正装置や治療法を見直しながら治療していきます。
症状により様々な治療法、時期に別れます。(一例)
出っ歯(上顎前突・過蓋咬合) 骨格要素が重度でも一期治療していきます。但し、開咬・下顎偏位は骨格要素が重度の場合は経過観察もあります。下顎が成長してから上下顎の前後的なズレである骨格バランスの悪さを改善します。 うけ口(反対咬合・非抜歯) 短期に治る場合からⅡ期治療が必要な場合もあります。下顎前突症例で骨格要素が重度の場合は経過観察します。 うけ口(乳歯反対咬合) 早期治療でバランスのとれた顎の成長を促します。 顎のずれ(乳歯交叉咬合) 4才前後からの治療をお勧めします。 舌のくせ(開咬合) 筋機能療法の併用で改善できる可能性があります。 乱ぐい歯(叢生・外傷性咬合) 歯が大きいことが原因であれば、永久歯に生え変わるまで待つことが多いです。
軽度
乳歯列矯正
永久歯が生えそろう前に歯並びを継続的に管理し、最初から良い歯並びをつくります。
重度
定期・成長観察
定期的な観察を行い、最適な治療が行えるようお口の中や上下の顎の発育を注意深く見ていきます。
外科的矯正
外科手術を併用した矯正治療となります。
軽度・中程度
Ⅰ期治療
乳歯と永久歯が生え変わる時期から始めます。
Ⅱ期治療
Ⅱ期治療は、Ⅰ期治療を行った上で、永久歯列に抜け変わってから行う治療です。
歯列育成形
乳歯列期から混合歯列期まで通年で治療します。取り外しの装置を使い、成長を利用して顎を拡大します。
子供健康矯正(顎顔面矯正)
乳歯列期から混合歯列期、永久歯列期まで通年で治療します。固定式の装置で骨格から根本的に改善します。
子供さんの矯正治療流れ②
軽度(乳歯列矯正)
永久歯が生え揃う前に歯並びを継続的に管理し、最初から良い歯並びを目指します。プレートを決められた時間だけ口の中に入れ、理想的な噛み合わせをつります。
乳歯列矯正装置ムーシールド
就寝時に使用し、受け口(反対咬合)を治療するマウスピース矯正装置です。3~5才。しっかり使用できれば3ヶ月~8ヶ月程度で改善します。1年以上は使用
プレオルソ、T4K
歯並びが悪い原因である骨格や、お口の周りのバランスを改善し、筋肉と舌を鍛えることで正しい歯列へ導きます。昼間の1時間と、就寝時に使用。3才頃~
重度
永久歯が生え揃う前に歯並びを継続的に管理し、最初から良い歯並びを目指します。プレートを決められた時間だけ口の中に入れ、理想的な噛み合わせをつります。
定期・成長観察
下記の場合は、半年~1年ごとに定期的な観察を行い、最適な治療が行えるよう口の中や上下顎の発育を注意深くみていきます。
- Ⅰ期治療による望ましい治療効果が想定されないため、永久歯の生え揃うまで待って本格的治療を行うのが望ましい場合。
- Ⅱ期治療が終了した段階で、永久歯がまだ生え揃ってない場合。
- 重度の不正咬合、外科的矯正が必要な場合。
外科的矯正
上下顎の顎間関係の不調和が、大きすぎると、外科手術を併用した矯正治療となります。歯並びだけではなく、上下顎の骨の位置がずれていたり、大きさやバランスが悪いなど不正咬合の中でも、骨格性不正咬合がある場合適応されます。
軽度・中程度
Ⅰ期治療
乳歯と永久歯が生え変わる時期から始めます。永久歯がうまく生えるために骨格のバランス、コントロール等を行う治療です。
Ⅰ期治療を行うことにより、Ⅱ期の治療期間が短くなるため、全体での負担が軽くなるというメリットがあります。期間は、歯の抜け変わる12~13歳くらいまでとなります。Ⅱ期治療
Ⅱ期治療期間は、Ⅰ期治療を行った上で。永久歯列に抜け変わった際に、歯に直接ブラケット等の装置をつけて、歯列全体を動かし、きれいな歯並びをつくる本格的な大人の矯正治療です。
顎の大きさに対して歯が大きすぎれば場合によっては抜歯することもあります。- イージー(簡単なケース)
- ノーマル(普通のケース)
- ディフィカルト(難しいケース)
治療終了後、
メンテナンス、保定矯正装置は外します。その後は、後戻りを防ぎ、歯並びを安定させるために「リテーナー」という保定装置を使用し、保定を行います。取り外し可能で、ワイヤーのような抵抗は殆ほどありません。(症例によっては、取り外しできないタイプの装置を使用する場合があります。)
1期治療
乳歯と永久歯が生え変わる時期から始めます。永久歯がうまく生えるために骨格のバランス、コントロール等を行う治療です。
Ⅰ期治療を行うことにより、Ⅱ期の治療期間が短くなるため、全体での負担が軽くなるというメリットがあります。期間は、歯の抜け変わる12~13歳くらいまでとなります。- 固定式(6ヶ月ごと)6ヶ月~1年x1回
- 可撤式(2~3ヶ月)1年〜1.5年x1回
2期治療
目的に合わせた矯正装置をつけて治療開始。装置の調節や歯の状態をチェックし、「進行や歯の状態をチェックし、治療の進み具合を確認していきます。
- ワイヤーやゴムの交換・調整(約1ヶ月ごと1~3年)
- クリーニング、歯磨き指導をします。
保定期間
保定期間は矯正治療期間と同じ位が目安です。通院は2~6ヶ月に1回です。
- メンテナンス(3年目以降)
- 夜間のみ(2年目)
- 昼間・夜間(1年目)
- (下顎成長を観察) 永久歯列の完成
軽度・中程度の装置 乳歯から永久歯列期まで | |
---|---|
歯列育形成 | 主に取り外し式の装置を使い成長を利用して顎を拡大し、永久歯の歯並びを綺麗にします。 |
子供健康矯正 | (顎顔面矯正) 固定式の急速拡大装置を使い、歯だけでなく顎の骨全体を矯正していきます。顎の骨が広がれば歯は自然と正しい位置へと収まり、美しい歯並びになります。 |
インビザラインファースト | 取り外し式の透明のマウスピース型装置です。見えにくく、気軽に出来ます。「顎の大きさをひろげつつ、歯を動かしてきれいに並べる」ことを同時に効率よく行います。装置は一週間ごとに順次交換するので衛生的です。6才~10才に適応。 |
teeth このような装置を
使ってお子様の
歯並びを整えます
成長段階や歯の状態に応じて、適切な矯正方法をご案内しています。装置の種類によって特徴や注意点が異なるため、カウンセリングでそれぞれの治療内容について分かりやすくご説明しております。お子さまの噛み合わせや歯の並びにご不安がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
インビザラインファースト
(マウスピース矯正)乳歯と永久歯が混在している期間を「混合歯列期」と呼び、この段階で行う矯正を「第1期治療」と言います。開始の目安としては「前歯が2/3以上生えていること」が基準です。「インビザライン・ファースト」は、このタイミングに合わせて使用される成長期の子供向けマウスピース型矯正装置です。
従来の1期治療では「拡大床」と呼ばれる器具が主に使われてきましたが、サイズが大きく見た目が気になりやすいことや、発音に支障が出るといった課題がありました。それに対し、インビザライン・ファーストは透明で目立ちにくく、取り外しも簡単にできるため、これまでの矯正装置に比べて日常生活への負担が少ないのが特徴です。- 独自の3D技術を用いた治療計画により、歯の移動量を正確に
予測しやすく治療期間の短縮が期待できる - 透明なマウスピース型装置で、装着していても目立ちにくい
- 取り外し可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができる
- 独自の3D技術を用いた治療計画により、歯の移動量を正確に
プレオルソ
プレオルソとは、4歳から9歳くらいまでのお子様向けのマウスピース型矯正装置です。装着時間は日中1時間と夜間の睡眠中と比較的短く、日常生活への影響がほとんどないのが特徴です。主な効果は次の通りです。
- 歯並び悪化の予防
- 口呼吸の改善
- 筋機能癖(指しゃぶりなど)の改善
歯は「舌・頬・唇の筋肉」のバランスに合わせて並んでいきます。つまり、この口周りの筋肉のバランスが悪ければ歯並びは悪くなり、バランスが良ければ理想の位置に自然と並んでいくのです。
プレオルソは、装着しているだけで自然と口周りの筋肉を訓練しバランスを調整し、歯が正しい位置に並んでいくのを促してくれます。また、幅広い症例に対応可能で、以下のような症例には専用の装置が用意されています。出っ歯 横から見た時に上の歯が出ている 凹凸 4人掛けの椅子に6人座っている状態 受け口 横から見た時に下の歯が出ている さらに、プレオルソにはこれまでの矯正装置にはないメリットがあります。
メリット1
取り外し式なので、
お子様への負担が少ない一般的な固定式の装置は、違和感や痛みが強くなりますが、取り外し式のプレオルソは、違和感と痛みが最小限になります。お口のケアがしやすいので、虫歯の心配も少なくなります。
メリット2
治療後、後戻りしにくい「歯並びが悪くなる原因」を根本から取り除く治療ので、治療終了後の後戻りの可能性が低くなります。
メリット3
将来的な費用を抑えることができる治療終了後はお口の環境が整っているので、新たに矯正治療が必要となった場合でも、治療の期間が短くなる、良い効果が期待できるなどがあります。そのため、成人になってから矯正を始めるよりも、矯正にかかる費用を抑えることができます。
EF LINE
EF LINEは、主に子供の歯並びが生え変わりの時期(4〜8歳頃)に使用するマウスピース型矯正装置です。プレオルソ同様、装着時間は日中2〜4時間と就寝時と比較的短いため、日常生活への影響はほとんどありません。主な効果は以下の通りです。
- 舌のポジションの改善
- 口唇閉塞の不全の改善
- 口腔周囲筋機能の改善
- 鼻呼吸の習慣化(誘導)
- 顎成長サポート
- 矯正治療前の
口腔周囲筋機能訓練
装着することで、口周りの筋肉が訓練されてバランスが整い、歯並びを本来あるべき正常な位置に誘導します。個人差はありますが、一般的には約1年程度の治療期間が想定されます。
口腔筋訓練療法(MFT)
口腔筋訓練療法(MFT)とは、悪い舌癖を改善し、正しい位置に収まるようにするトレーニングのことです。舌や口周りの筋肉の正しい動きを覚えられ、歯並びの悪化や生活習慣病を防ぐことができます。また、このトレーニングをすることで、受け口などの不正咬合をある程度改善することもできます。
床矯正
冒頭でも申し上げましたが、歯並びが悪くなる原因の多くは、歯が生えてくるためのアゴのスペースが足りないことにあります。床矯正で使用する装置は、上顎のスペースを広げてくれる効果があります。幼児でも簡単に取り外しができるので、快適な矯正治療が可能です。以下に、床矯正のメリット・デメリットを記載しているのでご参照ください。
メリット
Merit- 歯を抜かずに治療できる可能性が高まる。(歯を抜く必要もある場合があります)
- 取り外しができるので虫歯や歯周病、歯肉炎になりにくい。
- ワイヤーを使った矯正治療よりも見た目が良い。
- 歯並びが変わることで顔つきが良くなることがある。
デメリット
Demerit- 装着を忘れる可能性がある。
- すべてのお子様が床矯正で治せるわけではない。
その他の装置
(症例に応じた装置)年齢や性格、生活、ご要望に合わせて、さまざまな矯正装置をご用意しております。
クワドヘリックス
上あごを広げる、固定式の矯正装置。
タングガード
舌癖による舌圧を排除し、正しい位置に舌を誘導します。「開口」「上顎前突」を予防する効果があります。
マルチアクション
下あごを広げる、固定式の矯正装置。あごの骨の拡大を促し、永久歯が生えるスペースを確保します。
白いワイヤー矯正
従来の矯正治療では金属製のワイヤーを使用するのが一般的ですが、CareCure総合歯科松戸では見た目に配慮したホワイトワイヤーもご用意しています。マウスピースが適さない症例でも、できるだけ目立たない装置を希望される方に好評です。
さらに、歯に装着する「ブラケット」を白やクリアな素材にすることで、より自然な仕上がりになります。また、ファッション感覚で楽しめるカラーモジュール(カラーゴム)もあり、性別を問わず人気があります。
お子さんの矯正はいつから始めたらよいか?
お子様の矯正はいつから始めたらよいか?親御さんから、このご質問をよくいただきます。現在の歯並びや、お口の癖によって適切な時期は異なりますので、○○歳から始めるのがよいと一概にはいえません。簡単にご説明いたします。
軽度
以下に当てはまる場合は、すぐにご相談ください
舌の突出
オープンバイトを引き起こすリスクがあります。
嚥下不全
水を飲むとき舌を使わない。頬の筋肉を使うので、窮屈な歯並びになったり、出っ歯になることがあります。
お口がぽかんと空いている/口呼吸
歯並びの悪化もさることながら、全身に悪影響があります。
頬をずらして噛む癖
歯並びが悪化するリスクがあります。
受け口(反対咬合)
治療を始めるのにベストな時期は、3〜5歳程度です。上あごの成長は遅くとも10歳頃に終わるので、それまでに治療を終えることをお勧めします。治療器具によっても、対象年齢が変わります。
ムーシールド(3〜5歳)
プレオルソ(3〜10歳)
上顎前方牽引装置(7〜10歳)
ガタガタの歯並び
(乱ぐい歯・叢生)6〜9歳くらいに治療を始めるのがベストです。歯並びが悪くなる原因のほとんどは、お口が小さいことです。低年齢から矯正を始めると、お口の大きさを改善できます。10歳を過ぎたら、もう2〜3年待って、大人の矯正をお勧めします。
前歯前突(出っ歯)
ベストな時期は、6〜8歳です。大人になってから歯並びを治すこともできますが、骨格はあまり動きません。このため、遅くとも8歳までに治療を始めることをお勧めします。
出っ歯の原因はいくつかありますが、指しゃぶりや、歯で舌を押し出す癖がある場合、癖を直す指導を行います。遺伝によるものの場合は、「急速拡大装置」であごを大きく広げます。
開口
flow 矯正治療の流れ
相談
お悩みやご希望をお聞きします。
精密検査~カウンセリング
精密検査の結果をもとに、矯正治療全般に関して詳しくご説明をいたします。少しでも疑問点がございましたら、再度ご説明し、納得いただいたうえで、治療を開始するかどうかのお返事をいただきます。
※もちろん、この段階で治療を受けないという選択をしていただいても全く構いません。治療開始
治療開始にあたり、矯正歯科の歯科衛生士がブラッシング指導を行い、その後、装置を装着して歯に力を加え始めます。
通院
矯正治療のために通院して頂きます。
治療終了
矯正装置を外します。但し、そのまま外しただけですと後戻りという現象を起こすため、保定装置(取り外し可能な装置)を装着して頂きます。
※保定装置は症例にもよりますが、1~3年主治医の指示に従って使用していただきます。使用しないと後戻り(歯並びが悪い状態に戻ること)を起こし、再度矯正をする必要が出てきます。メインテナンス
保定装置の使用を確認後、当院のメインテナンスを定期的に受診して頂き、保定装置を終了する時期まで、経過を観察していきます。
当院の予防プログラムへの参加
矯正治療の間は、非常に虫歯になりやすい環境にあります。矯正器具のすきまに食べ物が詰まりやすくなるためです。矯正治療が終了したものの、今度は虫歯治療に通うとなっては本末転倒ですので、当院では矯正治療の開始から予防プログラムへ参加して頂くようにしています。
小児の矯正歯科

歯列矯正は大人になってからでも可能ですが、子供の時期から矯正を行うことによってより理想的な治療を行うことが出来る場合があります。その理由は、大人は顎骨の成長が終わってしまっているので歯を動かすだけの矯正になってしまいますが、子供はまだ成長段階にあるので、ある程度アゴの成長をコントロールしながら矯正を行うことが出来るからです。
小児矯正(子供の矯正)を始める時期子供の矯正は、アゴの骨が成長する6歳~14歳までの間に行うと有効だと言われています。この時期に矯正を行うことによって上アゴと下アゴの大きさのバランス、歯とアゴの大きさのバランスをある程度コントロールすることができます。
ぜひ子供の時期に
矯正を行いたいケース
以下の場合には、小児矯正を行うことによって特に大きな治療効果が期待できます。
- アゴが左右どちらかにずれている場合
- 受け口(下アゴが上アゴより前に出ている)
- 極度の上顎前突(出っ歯)
- 開咬(噛んだときに前歯が全く噛まない)
- 歯の生えてきた位置が悪く、後から生えてくる歯に悪影響を及ぼす可能性がある場合
子供矯正により
改善が期待できる症状
症状 | 改善される理由 |
---|---|
くち呼吸 (くちをポカンと開けている) | 上あごが小さいと鼻腔が狭く、鼻呼吸がしにくいので口を開けてしまう。上あごを広げると鼻腔も広がり、鼻呼吸ができるようになりお口も閉じるようになる。 |
扁桃腺が 腫れやすい | 鼻で息をした場合は鼻のフィルターを通して空気も温められ、細菌もブロックされるが、口で息をすると冷たい空気やウイルス・細菌が直接扁桃腺に届いてしまう。それらは、疲れ・ストレス、のどの乾燥などによって、炎症を起こし腫れてしまうが、上あごを広げると鼻腔が広がり鼻呼吸になるので改善される。 |
鼻いびき・ いびき・ぜんそく | 上あごが広がり、鼻腔や気道が広がることで改善される。 |
風邪を引きやすい | 風邪はのどの炎症だが、口で息をすると冷たい空気やウイルス・細菌などが直接のどに届いてしまい、それらが、疲れ・ストレス、のどの乾燥などによって、炎症を起こしてしまう。上あごを広げると鼻腔が広がり鼻呼吸になるので改善される。 |
食べ物が 噛みにくい | 下あごが広がり、噛み合わせが整うことで改善される。 |
滑舌が悪い | 下あごが広がり、舌が本来の位置に戻ることで改善される。 |
アデノイド肥大・ 鼻アレルギー | 鼻で息ができるようになり、くち呼吸が治るため。 |
姿勢の悪さ・ 体の機能 | 上あごが成長不全だと鼻呼吸不全になり、くち呼吸になる。息がしにくいため顔を前に出す前方頭位になり、首が前に傾斜し、背骨が曲がって猫背になり、姿勢が悪くなる。上あごを拡大して鼻呼吸ができるようになると、姿勢は改善する。 |
睡眠時無呼吸症候群・ 睡眠障害・寝相が悪い (うつぶせ寝する) | 下あごの成長が悪い子供が上を向いて寝ると下あごが後退して気道を狭めるため呼吸ができないが、うつぶせ寝をすると下あごが前方に伸びて気道が広がり呼吸が楽になる。なので、この矯正法で下あごを適切に成長させると、上を向いて寝れるようになる。また、鼻の通りが良くなることも治る理由です。睡眠時無呼吸も治る。また、睡眠時無呼吸はおねしょの原因にもなり、昼間の眠気、多動、集中力散漫なども起こす。 |
アトピー | 上あごが小さいと鼻呼吸ができないのでくち呼吸になり、空気を鼻のフィルターを通すことが出来なくなる為に、のどの粘膜を乾燥させ、ウイルス・細菌が直接扁桃腺に届き、常に炎症を起こす状態になる。免疫組織である扁桃腺に常に炎症が起きて腫れている状態は、免疫も落ち、アトピーの一因にもなっている。さらにアデノイドが腫れると耳管の開口部が塞がれることもアトピーの原因。 |
口内炎 | 子供さんの口臭のほとんどは口が開くことによっておこる。いつもぽかんとお口が開いたままだと口内炎になりやすい。上あごを拡げるとしっかりと鼻呼吸ができるようになるのでお口が開いたままということがなくなり、口内炎になりにくくなる。 |

the best gift you can give your child キレイな歯並びは、
お子様にできる
最高のプレゼント

「子供のころから歯並びがコンプレックスでした」「恥ずかしくして、人前で笑顔になれないんです」そんな方を何人も見てきました。大人になってから歯並びを治した方は、必ずと言っていいほど次のような言葉を漏らします。「もっと早く治療しておけばよかった」と。その度に歯並びが人生に与える影響を実感します。そして、キレイな歯並びはお子様にできる最高のプレゼントだということも。
もし治療を迷っておられるなら、一度相談だけでも受けてみてはいかがでしょうか。治療方法や治療期間、費用のことまで、詳しくご説明します。最終的な判断は、その後にゆっくりしていただいて大丈夫です。もちろん私たちから治療を強要することはありません。どうかご安心ください。
「歯を抜かない矯正=
良い矯正」だと
思っていませんか?

よく、「歯を抜かなければ矯正治療は出来ないですか?」と患者様から聞かれることがあります。確かに歯を抜かずに矯正したいですよね。歯の大切さを一番理解している私たちも同じ意見です。
しかし、矯正治療に関しましては、「歯を抜かない」という選択肢は必ずしも良い結果が生まれるとは限りません。とくに大人の治療(成人矯正)においてです。その理由をお伝えします。
お子さんの矯正治療に関しては、「成長力」を利用し、あごの大きさをコントロールすることで、歯を抜かずに矯正治療ができるケースが存在します。しかし、大人の場合はあごの成長が既に止まっているので、あごの大きさをコントロールすることはできません。
簡単な例で説明しますと、歯並びが悪い状態とは、3人掛けの椅子に4人が座ろうとしている状態です。お子さんの場合は、椅子を大きく作り替えて4人座れるようにすることが可能です。
しかし、大人の場合は残念ながら椅子を作りかえることはできません。椅子である「あご」の成長がとまってしまっていることが原因です。ですので、綺麗に歯を並べるためには、抜歯が必要になることがあります。
もし、抜歯しなければならないケースで抜歯を行わない場合はどうなると思いますか?さっきの例えばなしでお話ししますと、3人掛けの椅子に「ムリムリ」4人が座ることになりますので、綺麗に座ることができません。
つまり、歯並びも同じで、綺麗に並べることはできませんし(出っ歯になる可能性があります)、必ずどこかに無理が生じてしまいます。しかし、必ず抜歯をしなくてはならないということではありません。
治療前の検査で歯やあごの大きさなどを検討したうえで抜歯をするかどうかを決めますので、ケースによっては抜歯をしなくとも問題ない場合もあります
Q&A 矯正治療の
よくあるご質問
- 矯正治療の相談をしたいのですが、どうすればいいですか?当院に電話またはメールでご連絡いただき、矯正治療相談の予約が取りたいという旨を伝えて下さい。相談時間は1時間程度の時間が必要となります。
- 矯正治療の装置をつけている期間を教えてください矯正治療の期間は、開始年齢や歯並びの状態で大きく異なりますので、ここでお答えはできません。初診相談で、大まかな治療期間についてお伝えいたしますが、実際には検査をして治療計画を決定しないと、詳しくはお答えできないことが多いです。矯正治療をしている人に聞いたりするのではなく、当院に直接伺っていただき、相談の上、確認を御願い致します。
- 通院の頻度はどれぐらいですか?一般的に固定式矯正装置を付けている時は、月に1回の間隔が多いです。矯正装置を付けていない状態で、歯の生え変わりを待っているときは3ヵ月~6ヵ月の間隔で、検診を受けます。矯正治療が終わり、リテーナー(保定装置)を使用する保定期間では、4カ月~6ヵ月の間隔です。
- 矯正治療は何歳までできるのですか?歯や歯茎が健康であれば年齢は関係なく、何歳でも治療はできます。しかし歯の本数が少ない、インプラントがある(矯正用インプラントを除く)、歯周病であるなど年齢以外のことで、矯正治療ができない場合もあります。
- 虫歯や歯周病が発見された場合でも、矯正できますか?矯正の前に歯の検査をします。そこで虫歯や歯周病が発見された場合は、先に必要な治療をすませてから矯正治療を行ないます。
- 矯正は痛みがありますか?矯正治療は、痛みを伴うことが通常です。痛みには、2種類あります。1つ目は、歯が移動する際に炎症反応が起こり、歯が痛くなると考えられています。具体的には、上下の歯を当てると痛い、強く噛むと痛い、食いしばると痛いという感じが2日~10日間程度続きますが、普通は3日ぐらいで痛みが消失します。
また、ワイヤーを交換し、歯を動かす力が強くなると再び痛みを感じるようになります。この痛みは、矯正装置が進歩発展し、歯に加わる力が弱くなったため、従来の矯正治療と比較すると軽くなりました。中には全く痛みを感じない人もいますし、非常に痛がる方もいます。個人差が大きいので、3日~10日間程度と説明しています。
2つ目は、装置が唇や、頬の内側の粘膜に当たり痛みを感じることがあります。この場合は口内炎ができたり、粘膜に傷が付き出血したりすることもあります。応急処置として、装置が当たる部分にワックスという粘土のようなもので、装置を覆い、装置が粘膜に当たるのを防ぐ方法があります。また、装置を削ったり、ワイヤーにカバーをしたりすることで対応していきます。</span > - 目立たない矯正装置はありますか?あります。歯に付ける四角形の装置がセラミック素材のものでしたら、歯と同じ色ですので、目立ちません。目立たない装置を選択した場合は、矯正料金が変わってくる場合があります。事前に料金体系を必ず確認するようにしてください。
- 歯を抜かなければ、治療ができないのでしょうか?歯とあごの大きさの不調和が著しい場合は、抜歯が必要となりますが、乳歯から永久歯にかわる頃や、あごの成長が旺盛な時期に治療を開始すれば、歯を抜かずに治療する可能性も高くなります。
- 食事や歯みがきは、今までと同じでよいのでしょうか。矯正装置によっても多少の違いはありますが、普通の食事であれば問題はありません。しかし、装置をつけているので、歯みがきには工夫がいります。みがき方の指導をいたしますのでご安心下さい。
担当医からのメッセージ

インビザラインシステムは、実際、ほとんどの工程はコンピューター処理され、人間の手は加わりません。しかし、1点、人間の手が加わる工程があります。それは、出来上がって送られてきたマウスピースが、矯正学的に本当にその方に合った仕上がりになっているのかという診査です。
問題があると判断した場合は、再度、設計し直し、問題がなくなるまで何度も再作成を繰り返します。
この診査を誤ってしまうと、歯が動かないばかりか、余計に歯並びが悪化してしまう事もあります。インビザラインシステムを開発したアライン社は、取扱いに関しての認定条件を定めています。当院の担当医はインビザライン「認定医」を取得しております。