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歯のメンテナンス maintenance

歯科治療は
「治す」から「守る」時代へ
moving from cure to protection

虫歯や歯周病を防ぐには、毎日のセルフケアに加え、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが欠かせません。痛みや違和感が出てから受診するのではなく、健康な状態を維持し大切な歯を守るためには、クリーニングやフッ素塗布などのメンテナンスを習慣にしましょう。

虫歯・歯周病でお悩みの方へ

多くの方は、このように考えています。

  • 虫歯にはなってしまうもの……
  • 歯周病にはなってしまうもの……
  • 歳を取ると歯は抜けてしまうもの……

これは誤った認識です。正しいお手入れを行えば、虫歯や歯周病にもなりませんし、歯を失うこともありません。この事実を多くの方に知っていただきたい。当たり前のことですが、大切なのは適切な知識を伴ったお口のケアです。ポイントは「適切な知識を伴った」という部分です。なぜなら、お口の状態によっては、毎日歯磨きをしていたとしても虫歯・歯周病になってしまうことがあるからです。

歯磨きだけでは虫歯・歯周病は予防できない?!

「毎日、歯を磨いているのに虫歯・歯周病になるのはどうしてですか?」と患者様からよく質問をいただきます。これは日本で「歯磨き万能主義」の考え方が根付いていることが原因です。
特にデンタル商品のCMなどでは、その歯ブラシや歯磨き粉を使えば、虫歯・歯周病にならないといったイメージを与えています。現実はどうでしょうか?もちろん、毎日のブラッシング習慣は大切なことです。しかしながらそれだけでは虫歯・歯周病を防ぐこくとができないのも事実です。

その理由は「バイオフィルム」とよばれる、セルフケアでは除去できない強力な汚れにあります。「バイオフィルム」ついて例をあげてわかりやすくお伝えします。毎日、台所の三角コーナーへ「生ごみ」を捨てます。これがお口の中でいう、”歯を磨く“ことにあたります。
しかし、毎日ちゃんと生ごみを捨てていても、1ヵ月もすると三角コーナーは”ヌメヌメ”してきます。実は、これと同じことが、あなたのお口の中でも起きているのです。
三角コーナーのヌメリをキレイにするために、どうしているでしょうか?おそらく、クレンザーなどの強力な洗剤を使用して、元通りのピカピカの状態にするでしょう。

三角コーナーと異なり、お口の中では、このような強力な洗剤を使用することはできません。そこでそれよりも安全なものとして、一般的な歯磨き剤を使用することになります。しかし残念なことに、それだけでは口の中の”ヌメヌメ”を完全に落とし切ることはできません。これが、毎日、歯を磨いていても虫歯・歯周病になってしまうメカニズムなのです。

お口の中にできる”ヌメヌメ”をバイオフィルムと呼び、虫歯菌・歯周病菌などにとってのバリアのようなものといえます。このバリアを壊さない限り、虫歯菌・歯周病菌などに直接効果的な攻撃を加えることはできないのです。

このバリアを除去するためには、歯科医院で定期的にPMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)と呼ばれる「プロによる、専用の機械を用いた歯のクリーニング」を受ける必要があります。
PMTCでは、頑固な汚れであるバイオフィルム・歯石を除去するだけでなく、歯の着色もとれ、自然な白さがよみがえります。歯がツルツルになり、お口の中がサッパリし、爽快感を感じられます。

cause 毎日しっかりケアして
いても
虫歯・歯周病に
なってしまう原因

  1. 歯並び/不適合な被せ物等

    歯並びや不適合な被せ物などが、虫歯や歯周病のリスクを高めることがあります。 具体的には、適合していない被せ物や、歯並びが悪いなど清掃が困難な口腔内環境です。このような状態では、磨き残しが生じやすく、虫歯菌や歯周病菌の温床となります。

    被せ物の形態を調整したり、場合によっては歯並びを整えることで、お手入れしやすい口腔内環境を目指します。

  2. 日々のブラッシングでは落としきれない汚れ

    毎日どんなにしっかりブラッシングしたとしても、100%の汚れを除去できるわけではありません。そしてその汚れが最終的に虫歯や歯周病の原因になる「歯石」になります。歯石とは文字通り「歯に付いた石」のようなもので非常に硬いものです。
    つまり、歯石まで成長してしまうと、歯ブラシや洗口剤では除去することはできません。その場合、歯科医院にある特殊な機材を利用して「強制的に除去」しなければなりません。多くの方は、すべてのお口の汚れはブラッシングで除去できると思っていますが、歯石までは除去できません。

当院の予防処置の「体制」

科学的根拠に基づいたシステム

当院では歯科先進国のスウェーデンも実施している予防システムを取り入れています。一言でこのシステムを表現すると、「科学的に効果が実証されたプログラム」と言えます。
具体的には、口腔内検査等により、歯質の状態、歯周病・虫歯へのなりやすさなどのデータを取得し、PMTC(専門の機器を用いたプロによるクリーニング)やTBI(ブラッシング指導)、生活習慣改善を併用した患者様独自のオーダーメイドの予防プログラムを構築していきます。

  • 口腔内検査
  • ブラッシング指導
  • PMTC
  • フッ素塗布
  • カウンセリング
  • 生活習慣の見直し

適切なセルフケア指導

虫歯・歯周病を防ぐためには「バス法」「フォーンズ法」「縦磨き」などの様々なブラッシング法が存在します。しかし、多くの方がこのブラッシング法は実践されていません。なぜなら、その存在や方法をご存知ない方がほとんどだからです。ブラッシングはただ磨けばよいというものではありません。「磨いた」という事実だけで満足してしまい、肝心の汚れはほとんど落とせていないものです。

虫歯・歯周病にならないようにするには「ご自宅のセルフケア」と「歯科医院でのクリーニング」の2つが柱となります。この両輪のどちらも欠かせません。ブラッシング指導、そして補助ツールとしての「歯間ブラシ」や「デンタルフロス」の正しい使い方も積極的にお伝えしております。

日ごろのケアの必需品

この統計は、ご自宅でのお口の清掃で使用する道具によって、除去できるプラークの割合も変わってくることを示したものです。日本では「歯ブラシ万能主義」が根強く、歯ブラシで歯を磨けばすべての歯垢が除去できると考えている方は多くいらっしゃいます。しかし、統計を見るとわかるように、歯みがきだけでは、歯の汚れの6割程度しか落とすことができません。

磨き残しを減らすには、デンタルフロスや歯間ブラシが有効です。歯科医院でできることは限られています。患者様にはしっかりとセルフケアをしていただき、それでも除去しきれない付着物を、定期的に歯科医院で清掃するという考え方が、大切な歯を守り続けるためには重要です。私たちは、患者様の日ごろのお手入れを効果的に、そして適切に行えるようサポートいたします。

prevention awareness なぜ日本の「予防意識」は低いのか?

先ほどもお伝えしましたが、日本では虫歯や歯周病は「なってしまうもの」という認識があります。なぜ、多くの方がそのように考えているのでしょうか? それは、日本には「予防」という概念が希薄なためです。これは日本の文化と言ってもいいかもしれません。

こちらのグラフをご覧ください。これは、歯科医院で定期的な予防・メンテナンスを「した方」と「そうでない方」の年齢別の統計です。これによると、80歳になったときに残っている歯の本数には9本近くの開きがでるという結果になりました。

歯科先進国である欧米では予防に対する意識が高く予防システムが確立されているため、高齢になっても歯が残っている人が沢山います。それは上のグラフを見れば明らかです。歯を失うと、生活の質が著しく落ちます。
これはいざ失ってみないと実感できないことではありますが、治療を受ける多くの方が「歯を大切にしていればよかった・・・」とおっしゃいます。将来後悔をしないよう、大切な歯を守るために今できることがあります。まずは当院へお気軽にご相談ください。

ステファンカーブ

ステファンカーブは、お口のなかのペーハーが変わる様子を表したグラフです。お口のなかはもともと中性の状態ですが、飲食後は酸性に傾き、菌が活性化しやすい環境になります。
このため間食が多い方が虫歯になりやすいです。磨き残しがある場合も酸性の状態が長く続くため、虫歯に注意しなくてはなりません。おやつは、お口の健康を守るために適したものを選ぶことで、ある程度リスクを抑えることができます。

ショ糖は菌の養分となるので多く摂取せず、手作りのおやつであれば、虫歯になりにくい人工甘味料を使用するなどの工夫もできます。粘着性の高いチョコレートやキャラメルなどは、歯のすき間に入り込むと簡単に落ちないのでトラブルにつながる可能性が高いです。
お口のなかからサッと無くなるジュースやアイスなどを選び、食べ終わったらうがいや歯磨きをして酸性から中性に戻るスピードを早めるようにしてください。

flow PMTCの流れ

  1. 染め出し液を使って
    歯垢に色をつける

    お口のなかの磨き残しの部分に色をつけて目に見えるようにする方法を「染め出し」といいます。古い歯垢とついたばかりの歯垢で色が異なり、落とすには歯ブラシの毛先をしっかり当てる必要があるので、磨き方の癖の改善にとても効果的です。
    ブラッシング指導を通じて患者様とコミュニケーションを取ることができ、毎日のセルフケアを知るきっかけとなるため、積極的に「染め出し」を行うようにしています。お子様の磨き癖の発見にも効果的です。

  2. 歯と歯の間の汚れを
    丁寧に取り除く

    専用の器具を使って歯と歯の間の磨き残しを取り除いていきます。 お手入れを歯ブラシのみで行っている場合は歯と歯の間に汚れが残りやすく、放置すると虫歯や歯周病につながるので注意しましょう。

  3. 歯面をツルツルに磨く

    柔らかいカップ状の道具と専用のペーストを使って、歯の表面を丁寧に磨いていきます。歯ぐきに触れても傷をつける心配がなく、歯と歯ぐきのすき間に入れても痛くありません。 歯面に付着した着色やバイオフィルム(細菌の集合体で透明な膜)をしっかり落として、施術前よりも汚れがつきにくい状態に仕上げます。

  4. 洗浄液でペーストを
    洗い流す

    洗浄液を使って歯の表面を磨いた際に使用したペーストを洗い流します。最後に患者様自身に鏡でご確認いただき、問題がなければPMTCは終了です。 着色や虫歯、歯周病の原因となるバイオフィルムは、時間がたつとまた歯の表面に付着します。セルフケアにプラスして、定期的に歯科医院でのプロによるクリーニングであるPMTCを受けてしっかり予防しましょう。

メンテナンス予約は
当日でも受付可能

お口のトラブルを防ぐには予防が必須であり、セルフケアとプロフェッショナルケアの両方を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。当院では当日や翌日でも空きがあればすぐにメンテナンスを受けていただけます。お忙しい方や急にご予定が空いて、お時間ができた方もお気軽にご連絡ください。

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    ▲ 1:月曜日の午後診療は、14:00~18:30

    ▲ 2:火曜日・水曜日の午後診療は、14:00~19:30

    ▲ 3:木曜日の午後診療は、14:00~18:00

    ▲ 4:土日祝日の診療は、
    9:30~13:00/14:00~18:00

    ※休診日:年末年始

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