1. 「1日で」白い歯が入ります

   一般的な治療法では、セラミックの被せ物などを作る際、2～3回程来院していただきます。しかし、CAD/CAM技術を利用したセレックシステムは、その日のうちにセラミックの被せ物などを作製できます。

2. 白さは「半永久的」に持続します

   このシステムではセラミック素材を使うため素材の性質上、半永久的に変色しません。

3. 虫歯リスクを大幅に抑えます

   詰め物・被せ物を製作する場合、一定の治療期間がかかりますので、治療が完成するまでは「仮のフタ」をしていました。仮のものは精度が低いため隙間から汚れや細菌が入ってきてしまいます。その状態で被せ物などを入れると虫歯いなる確率が高まります。
   しかし、セレック治療は1日で完了しますので、綺麗な状態で被せ物を入れることができ、虫歯になるリスクを大幅に抑えることができます。

   
   

   また利用する素材（セラミック）は天然の歯と同じ固さであることも二次カリエスを防ぐことにつながります。保険治療で利用される「金属」は歯よりも固いため、次第に天然の歯がすり減り隙間が生じます。そこから菌が侵入して、知らないうちに虫歯ができてしまいます。
   歯の固さに近いセラミックはこの隙間が生じにくくなりますので、再び虫歯になるリスクは格段に軽減します。

4. あの嫌な「型取り」の負担が
   なくなります

   被せ物等を製作するには、これまでであれば従来型の型取りが欠かせない作業でした。印象材と呼ばれる大きなものをお口の中に入れるので、患者様によっては苦痛が伴うものです。
   しかし、セレック治療では口腔内スキャナーを使用して型取りを行いますので、ほとんど不快感を感じず、短時間で正確なデータを得ることができます。

• 虫歯や歯周病を防ぎ、歯を長持ちさせたい方
• 笑った時に見える、銀歯を白く変えたいという方
• 金属アレルギーが心配な方
• 耐久性の高い治療を希望される方
• 歯が変色していて気になる方
• 外れにくいかぶせ物の治療をしたい方
• 変色しない、自然な色合いの歯を入れたい方

1. 

   最短1日で治療が可能。
   その日のうちに白い歯が入る！

   セレック治療ではブロックから削り出し、そして装着まで即日完了します。「歯医者って、今まではなんでこんなに時間がかかるんだろう」と思ったことはありませんか？
   従来の治療法では、せっかく何回も通って根の治療が終わったと思っても、セラミックの補綴物を作るためには2～3回ほど来院しなければりませんでした。
   
   しかも、技工所に発注し作製するため、歯形を取ってからも1～2週間以上お待ちいただいていました。さらに、この間に細菌感染して虫歯の原因となってしまうこともあります。
   しかしセレック治療であれば、1回の来院でセラミックの人工歯を作製・装着することができるのです。朝にご来院頂き、お仕事帰りに装着することも叶います。

2. 

   精度が高く、虫歯の再発を防ぐ！

   保険の歯では、材質の関係から精度が低くなってしまいます。そのため、歯と補綴物の間に段差や隙間が生じてしまい、そこから虫歯菌が繁殖してまた虫歯になるリスクが高いのです。
   保険の銀歯だと、74%の確率で虫歯になるというデータもあります（※北海道大学・森田教授より）。
   
   そのため、一般的に4～5年以内に再治療となるケースが多いのです。再治療となるほど、どんどん自分の歯がなくなってしまい、いずれ抜歯になってしまうこともあります。
   それに比べて、セレック治療で使用する素材は、天然歯に近い硬さを持つため、自然な噛み合わせが保たれます。歯と補綴物の間に段差や隙間を生じることがほとんどないため、二次カリエスを防げます。
   
   また、コンピュータシステムで精密に歯の形を再現し、特殊な接着方法によって歯とセラミックが化学的に結合することで隙間が生じにくくなります。それが、虫歯の再発を予防している理由の1つです。
   セレックシステムで精密な治療を行うには設計や装着の高い技術と知識が求められますが、これまで実績の多い当院ではこの部分に自信を持っています。十分な時間をかけ確実に設計し、丁寧に装着を行います。

3. 

   保険の歯より4倍長持ち!
   外れにくい!

   「被せ物が外れちゃったから、また歯医者に行かなきゃ・・・」という経験を、多くの方がしているのではないでしょうか。セレックでは特殊な接着方法を行うことにより、金属の補綴物とくらべて8倍も強力に接着するので、非常に外れにくいのが特徴です。この点でも歯科医師の技術が大きく反映されます。
   
   また、上記で説明したとおり虫歯の再発リスクが非常に少ないため、長く使用することができます。歯科医療先進国であるスイスの実験データによると、15年後の歯の生存率は94%、20年後は90%という報告があります。保険の歯の平均生存率が4～5年なので、4倍の結果となっています。

4. 

   天然の歯に非常に近い、
   自然な色合い

   様々な色合いのセラミックブロックから、あなたの天然の歯に近い色を選択して修復物を製作するため、自然な色見を実現することが可能です。
   
   ※ただし、手作業で何重にも塗りなおして天然歯の色を再現する技工士によるセラミック治療より、色合いはやや劣ります。しかし、保険の歯やメタルボンド、ハイブリッドセラミックに比べると、セレックが圧倒的に自然な色合いとなります。

5. 

   長い年月が経っても変色しない！

   いつまでも美しく、天然歯の色合いを再現した自然な色合いが続きます。保険の歯は、時間が経つと茶色くなったり、黒ずんで来たりと時間が経つとどうしても変色してしまいます。
   しかし、セラミックは材質の性質上、変色をすることはありません。いつまでも美しく、他の歯と見分けがつかないほど自然であるというメリットが大きいのが、この治療の大きな特徴の一つです。

6. 

   印象材を使用した型取りが不要です！

   歯形は、カメラでスキャンするだけなので時間もかからず、負担もありません。従来では、印象材というゴムのような材料を噛んでもらい、歯形を取っていました。あの歯形を取る工程が苦手な方、嘔吐反射がある方も多いですよね。
   セレックでは、口腔内スキャナーで直接お口の中を撮影して、歯の形態を読み込みます。
   
   そのため、従来の印象採得（型取り）の工程がなくなり、患者様の負担が軽減します。また、これまでは印象材という材料を使用して型採りを行って、かぶせものを作成していましたが、印象材自体がすぐに変形してしまうため、この点も精度が劣る原因となっていたのです。
   口腔内スキャナーではデジタルデータでの保存が可能です。

flow セレックシステム・
治療の流れ

1. カウンセリングを行います

   当然の事ですが、まずは患者様の希望・理想を正確に把握することが大切となります。お口の中の現状のご希望を踏まえて、治療方法の相談・提案をさせていただきます。セラミック治療に精通したドクターが在籍しておりますので、なりたい姿を私たちに遠慮なくお伝えください。

   
2. 口腔内スキャナーで撮影

   専用のカメラで、治療部位の歯の形態をスキャンします。型採りの作業は、この撮影のみで完了です。従来の型採りに比べて負担が減りました。ほんの数秒の作業で、治療部の歯列がモニター上に再現されます。

   
3. モニター上で、歯の設計を行います

   モニター上で、歯の形態の調整を行います。お口全体のバランスまで綿密に、精密に設計することにより、安定した咬み合わせを実現します。歯の設計後は、天然の歯により近い、より適した色を患者様と相談のうえ、選定します。

   
4. ミリングマシンによる補綴物の製作

   ここまで来たら、あとはセレックシステムのミリングマシンという機器（CAM）で、ブロックから歯を削り出します。設計されたデータ通りに、精密・正確に削りだされますので、歯にピッタリと合う修復物ができるのです。

   
5. 完成です！お口の中へ装着します

   削りだされたセラミックを、特殊なセメントを使用して、強力に接着していきます。設計と同様、この接着の工程もセレックシステムを使った同じ治療でも、技術の差が大きく出る部分です。

   

• 強い力で破損する可能性がある

  噛み合わせる歯を守るためにも、治療に使用する素材は天然歯と同程度の硬さです。 手作業で作るセラミックの補綴物同様、強い力が加わったときに、ごくまれに割れてしまうことがあります。
  破損してしまった場合、データはコンピュータ上に保存されているため、修理が難しい場合には速やかに再度、作製できます。
  ※再作製費については治療時に別途説明

• 適応できない症例がある

  ブリッジに使用する被せ物など、一部の症例についてはセレック治療では対応できません。

• 保険適用でない

  セレック治療は自費診療となります。ただし、手作業によるセラミック治療と比べると費用が抑えられます。