











早めの治療で
大切な歯を守りましょう protect your precious teeth
虫歯は放置すると進行し、痛みや歯の喪失につながることもあります。当院では、科学的根拠に基づき、できるだけ歯を削らず、歯の神経を守る快適な治療を心がけています。患者様の不安な気持ちや不快感が少しでも軽減されるよう工夫しておりますので、歯に違和感や痛みを感じた時は早期受診をおすすめします。
「人生100年時代」と「歯」

重度の二次虫歯で歯の悪い方や隠れ虫歯に未だに気づいていない方。一緒にあきらめないで治しましょう!人生100年時代と言われ、健康で長生きできるのは大変喜ばしいことです。しかし、寿命は延びましたが、歯はどうでしょうか?実は多くの方が50歳を過ぎると急速に歯を失っています。
そして、なんと80歳にはすでに半分以下の本数になっています。歯を1/3以上失うと、食べられるものが変わってきます。また、歯を失う過程で、銀歯・入れ歯・歯茎が下がるなどの見た目の問題に悩まれる方も多くいらっしゃいます。
私たちが目指しているのは、単なる治療にとどまらず、長寿社会にふさわしい“健やかな歯を1日でも長く保つ”ためのサポートです。それこそが、私たちの真の使命だと考えています。「歯に自信がない」「虫歯がひどい」と思われている方こそ、しっかり治療し、歯に自信を持っていただきたいです。
features 当院の虫歯治療の特徴
歯の神経を守ることが治療の基本
転んで膝を擦りむいても、傷はいずれ治ります。しかし、歯は虫歯になって削ってしまうと、元の健康な歯には戻りません。また、虫歯が進行すると、神経まで取らなければならない場合もあります。
もちろん抜髄してしまっても、被せ物(差し歯)をすれば噛めるようになりますが、歯の寿命は一気に短くなってしまいます。歯を失わないために、私たちはできる限り「神経を残すこと」を心がけています。よくわかる治療&治療の視覚化
これまで虫歯は、手鏡くらいでしか確認することができませんでした。当院では、「見えないからわからない」という不安を解消するために、特殊小型カメラを使用し、一番奥の歯も液晶モニタで細部まで確認していただけます。
治療内容やご自身の歯の「将来」もしっかり理解していただくことが「歯の健康な状態を維持する第一歩」ですので、わかりやすいツールを使ってご説明しています。
予防歯科の必要性。歯は
削れば削るほど悪くなる!?

「虫歯になっても、削って治療をすればよくなる」と考えている方は多いのではないでしょうか。確かに、虫歯の部分を削り取り、硬い金属の詰め物・かぶせ物をすると、何だか以前よりも丈夫になった感じがしますよね。しかし、残念なことに、歯は治療すればするほど悪くなります。
あまり知られていないことですが、お口の中というのは非常に過酷な環境に置かれています。熱い食べ物、冷たい飲み物が絶えず入ってきますし、物を噛み砕く際は歯と歯が激しくぶつかり合います。この温度差や衝撃で、「歯」と「詰め物・かぶせ物」の間には目で確認できないほどの小さな隙間が生じます。
そこから虫歯菌が侵入し、二次カリエスとなります。そして一度、治療した歯の場合、さらに大きく虫歯を除去しなければなりません。再発・再治療のサイクルを繰り返してしまうと、最終的には削る歯もなくなり、抜歯、そしてインプラント・入れ歯・ブリッジの流れをたどります。
一度虫歯になったら、完全に元通りにはなりません。虫歯治療では、支障なく使えるように修復しているだけなので、いずれ限界がきてしまいます。現にこのことを裏付けるように、大人の虫歯治療のほとんどは新たにできた虫歯ではなく、過去に治療した歯の再治療です。1度治療した歯は強くなったのではなく、弱く脆くなってしまったのです。このような治療後の歯を守るためには、より丁寧なお手入れが求められます。

learn about the retreatment cycle 再治療のサイクルを知ろう

詰め物や被せ物を行うには、歯をある程度削らなくてはいけません。いくら削る量が最小限であっても、繰り返せばそれだけご自身の歯の厚みを失うことになります。それを防ぐには、日頃の丁寧なお手入れや定期検診といった予防が重要であり、治療においても「再発リスクが少ない治療」を受けることがポイントとなります。
保険で行われる治療は比較的安価なため選択しやすいですが、使用する素材などに制限があり、二次カリエスにつながる可能性が高いです。再発を繰り返すには必ず理由があります。自分の歯を一生使い続けたいという方は、保険と自費で扱う素材の違いや特徴を正しく理解し、できるだけ「歯を守るための治療」を選択するようにしましょう。

healthy treatments 今だけではなく繰り返さない
全身の健康に役立つ治療を

お口の環境は、全身の健康と深く関わっています。虫歯や歯周病のリスクが高い状態が続くと、全身の病気や妊娠時のトラブルを引き起こす恐れもあるのです。私たちは患者様ご本人の健康はもちろん、ご家族の未来にも良い影響をもたらすことを願い、「繰り返さない治療」を心がけています。
そのために初期段階での丁寧な治療に力を入れており、短期間で終わらせることだけを目的とした”とりあえずの治療”は行っておりません。ご自身の健康を長く保ちたい方、再発を防ぐ本質的な治療をご希望の方は、どうぞお気軽にご相談ください。
flow 虫歯の進行と症状
初期虫歯・脱灰状態
菌が出す酸によってエナメル質の表面が溶け始めた状態です。C0の部分は白や薄茶色のような見た目になりますが、完全に穴が開いているわけではなく、自覚症状はありません。お手入れの改善と定期的なフッ素塗布をすることで自然治癒を促す効果があります。
エナメル質まで進行した状態
エナメル質内に虫歯が進行した状態です。表面に穴が開きますが軽度の場合は自覚症状がなく、ある程度進行すると「ときどきしみる」、歯と歯の間であれば「食べ物が挟まりやすくなる」といった症状が現れることがあります。軽度の場合はC0と同じように自然治癒を促す処置を行い、ある程度進行している場合はコンポジットレジンという白い詰め物で対応するのが基本です。
象牙質まで進行した状態
象牙質内に虫歯が進行した状態です。象牙質には象牙細管とよばれる歯髄につながる細かな管があり、歯髄には神経が存在するため「しみる痛み」「継続的な痛み」を感じることがあります。軽度の場合はC1と同じようにコンポジットレジンで対応し、ある程度進行している場合は型取りをして詰めものを入れる方法が基本です。歯をある程度整える必要があるため、事前に麻酔を行います。
歯髄まで進行した状態
歯髄内に虫歯が進行した状態です。「継続的な強い痛み」「脈打つような強い痛み」が現れることが多く、鎮痛剤が効かないケースも珍しくありません。歯髄に侵入した菌だけを取り除くことはできないため、歯髄を丸ごと取り除く根管治療を行い、その後人工土台と被せ物を入れます。
歯冠がほとんどない状態
虫歯によって歯の頭の部分である歯冠がほとんど溶かされ、歯根だけが残っている状態を指します。歯髄が壊死している場合は強い痛みはありませんが「歯が浮いているような違和感」「鈍痛」などが現れることがあります。内部で菌が増殖し続けており、放置すると歯根の先端に膿の塊ができ、歯槽骨を失うことになりますので注意しましょう。
歯の大切な神経を
できるだけ残す治療

歯は神経を失うと栄養が行き届かなくなることで一気に脆くなってしまいます。同じ力でもヒビや破折といったトラブルが起こりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクも高まります。CareCure総合歯科松戸では安易に抜髄せず、特殊な材料「MTA」を使用することで、神経が露出している場合でも、できる限り神経を保存する治療法を行っています。
MTAセメントは、ケイ酸カルシウムを主成分とする材料で、これまでの主な材料であった水酸化カルシウムに比べて、生体親和性や封鎖性、抗菌性などに優れた革新的な材料です。虫歯の症状や進行状況によっては適応外となる場合もありますが、歯髄を温存し、歯を長持ちさせることにおいて非常に有効な治療法です。
pain 可能な限り
「痛みを抑えた」虫歯治療
「歯医者=痛い」と思われていませんか?昔と比べ「痛みの軽減」はできるようになっています。
注射前に「表面麻酔」を行います
麻酔をする際のチクッする感覚が苦手な方は多くいらっしゃいます。注射時の不快感軽減のため、麻酔針を入れる部位に事前に麻酔液をしみこませる「表面麻酔」を行っています。
極細の針で、痛みの少ない注射
蚊に刺されてもあまり痛みを感じないのは、針が非常に細いからです。人は、針が細いほど痛みを感じにくいといわれています。
当院では、市販されている中でも最も細いクラスの注射針を使用し、できる限り麻酔時の痛みを感じにくくしています。
「電動麻酔注射器」の活用
電動麻酔器とは、麻酔液の注入速度を一定にする道具です。麻酔液を一気に注入してしまうと歯肉の細胞が膨張し、痛みを引き起こす原因となります。この道具によって麻酔液をゆっくりと一定の速度で注入することで、麻酔時の痛みを軽減します。
「医学的知識」を活かした
治療痛みを感じにくい部位を選び、息を吐くタイミングに合わせて、できるだけソフトに注射を行います。まずは少量の麻酔を注入し、効果を確認してから必要に応じて追加することで、痛みの軽減を図っています。また、ご希望の方や急性症状がある方には、事前の投薬なども含め、医学的知識に基づいた工夫を取り入れています。
どうしても歯医者が
怖い方・嘔吐反射が
強い方向けの方法もあります

治療に対して恐怖心が強い方やパニック障害がある方には、リラックスした状態で治療を受けられる「笑気麻酔」がおすすめです。
全身麻酔のように意識がなくなるものではなく、スタッフと会話ができる程度のため、身体に大きな影響はありません。恐怖を感じながら無理に治療を受ける心配がないので、治療に対するモチベーションも維持しやすくなります。
可能な限り
「削る量を少なくする」
虫歯治療

患者様からすると「削る量が少ない」というのは、治療時の不快感を軽減できるとイメージされると思います。それも1つの理由ですが、もっと重要なことがあります。それは、「歯は削れば削るほど寿命が短くなる」という事実です。
つまり、必要最小限の処置に留めることで、歯の寿命を延ばすことができるのです。具体的にご紹介します。
取り組み1
削るのではなく「溶かす」
治療法 ~「カリソルブ」カリソルブとは、虫歯に感染した部分だけを柔らかくしてしまう特殊な薬剤です。カリソルブを塗布することで、柔らかくなった部分を専用器具を使って除去します。「削る」のではなく「柔らかくして除去する」という治療法です。歯を削る時の音・振動が苦手な方にお勧めです。カリソルブ治療の留意点
この治療は、歯を全く削らないわけではありません。カリソルブを感染部位にしっかり充填させるための広さを確保するため、歯の表面を若干削ることもあります。
また、カリソルブは象牙質にのみ作用する薬剤ですので、虫歯の感染が神経まで到達している場合は、この治療を行うことができません。取り組み2
虫歯感染部位を教えて
くれる「う蝕検知液」う蝕検知液は、虫歯になっている部分だけを赤く染め出す薬剤です。どこが虫歯かがはっきりわかるので、必要なところだけを削ればよく、健康な歯をできるだけ守ることができます。
虫歯の「再発を防ぐ」取り組み
虫歯は甘いものを食べるからできるのではありません。原因は、お口の中にいる虫歯菌です。そのため、再び虫歯にさせない、あるいは最初から虫歯にならないためには、虫歯菌をコントロールすることが欠かせません。当院では、この虫歯菌のコントロールを可能にする「3DS療法」を導入し、予防重視の取り組みを行っています。
「3DS療法」


3DSとは、専用のマウスピース(ドラッグリテーナー)に薬剤を注入し、お口に装着するだけで虫歯菌を除菌する方法です。3DSは原因菌の数を限りなくゼロに近づける治療ですので、継続使用することで、虫歯・歯周病の予防となります。また3DSの副次的効果として、口臭改善にも効果があります。
口臭の原因は9割が口腔内の細菌によるものであり、特に歯周病が進行している方は比例して口臭が強くなる傾向があります。3DSを利用することで、この口臭の原因となっている原因菌を除菌しますので、口臭の改善にも役立ちます。

do you know the success rate? 根管治療の成功率を
知っていますか?

歯を残すための最終手段として行われることの多い根管治療ですが、治療のなかでも難易度が高く、成功率は30~40%とそれほど高くはありません。再び虫歯になる確率が高いからこそ、使用する道具を慎重に選び、丁寧に行うことが大切です。
歯を長持ちさせるために予防や神経を残す治療を重視していますが、どうしても虫歯が重症化して歯髄を取らざるを得ないケースも存在します。使用する道具にこだわり、丁寧に感染組織の除去・消毒をして抜髄リスクを下げられるよう心がけています。虫歯が重症化している方や他院で再治療を繰り返している方はどうぞお気軽にご相談ください。